散歩の達人

関東圏の情報誌「散歩の達人」という雑誌は今月鎌倉の特集です。
色々な情報誌が鎌倉の特集を組み、立ち読みしてきましたが、これは珍しく買ってしまいました。
小さな本屋では店頭に売り切れと貼り紙があるのを見たので売れているみたいです。
今までの情報誌と違って面白いのは記事を書いた人の中に地元の人が多くいるからでしょうか。
海ネタで目をひいたのは明治26年の鎌倉の地図。
この時代の由比ヶ浜材木座の様子がよく分かります。
必要ないのに浜に木造の漁船まで描かれていました。
住んでいるアパートの近くの橋も地図に描いてあり、びっくりしました。
今より海岸の眺めが素晴らしい橋だったのは想像に難しくありません。
材木座は海をかなり埋め立ててしまったのが分かります。
浜が削られているのが問題になっていますが、材木座の場合自然の形に戻ろうとしているのかもしれないなと思いました。
母の8人兄弟の多くが小学校の時に臨海学校の為に鎌倉に行っています。
鎌倉に越す時に、当時の鎌倉の海を聞きました。
松林を通って浜に行ったそうです。
134号線がある辺りは、まだ浜だったようです。
母の兄弟から見れば今の鎌倉の地図より明治時代の地図の方が思い出の臨海学校に近いだろうなと思いました。
その事を知らなかった私が鎌倉の臨海学校で泊まった所のすぐ近くに引っ越しを決めた時、母の兄弟達は縁を感じ中には喜ぶ人もいました。
もっと鎌倉の特に海の事を知りたいと思わせる雑誌になりました。