ソウル・サーファー

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789724824/qid=1112099493/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-1651565-6103513#product-details

2年前からテレビに何度か出ているから、知っている人もいるかもしれない。
ベサニー・ハミルトン、波乗り中に右腕をサメに噛み切られた少女。
噛み切られた日から一ヶ月後に波乗りを再開した時の様子を綴っている。

この本には俺が関心ある事柄が殆どつまっている。
「ハワイ」「海」「波乗り」「信心」「ハンディキャップ」そして「海での救助」
一気に読んでしまった。
ベサニーが病院で会った盲目の人に関する話の所は特に感動してしまった。
俺は生まれつき耳が聞こえないので体のどこよりも「眼」を失うのがとても恐ろしい。
コミュニケーション方法が減るからだ。だかそうなっても時間がかかっても
立ち直ろうと初めて思えた。
ライフセービング活動している自分にとって、彼女を救助する様子、
救助した側とされた側のその後のメンタル部分の問題の話は参考になった。
彼女が立ち直るのが早かったのは信心深い人が住む環境で育ったからだと感じた。
元々俺は誰かに護られているという自信のある人は強いと考えている。
この本にはよく「神」の言葉が出ている。
彼女は神に、家族達に、波乗り仲間達、そしてコメントや寄付を寄せてくれた世界中の人々に
護られている自信がある限り、より強くなり続けるだろう。

俺も彼女に負けないくらいハンディを克服して好きな事をやりたい。
今の自分には「途中半端」を感じているから、それを無くしたい。